2月27日、ドナルド・トランプ大統領の元個人弁護士マイケル・コーエンが米議会委員会で行った証言で、カザフスタンが予想外の焦点となった。

トランプ大統領の下で働いていたときの犯罪行為と議会への嘘で有罪を認め、3年の禁固刑を待つコーエンは、カザフスタンのBTA銀行に雇われ、米国で洗浄されたとされる資金の回収を手伝っていたことを明かした。

委員会の共和党は、コーエンが委員会の書類に記入する際に、外国企業とのこれらの契約を開示しなかったと主張し、コーエンの信頼性を問うためにこの暴露を利用した。

ノースカロライナ州選出の共和党下院議員マーク・メドウズは、コーエンに情報開示の欠如を問いただした。コーエンは確認し、"そうだ "と答えた。

その銀行の前CEOが$4億から$6億を持ち逃げし、その金の一部はここアメリカにあった。

かつてカザフスタン最大の銀行であったBTA銀行は、2009年に逃亡した野党のムフタール・アブリャゾフ氏の指導の下、財政難に直面していた。それ以来、カザフスタンはアブリャゾフの身柄を引き渡し、彼が横領したとされる$4億ドルを回収するために多大な努力を払ってきた。

アブリャゾフとトランプのビジネス上の利害関係は、この事件だけではない。ブルームバーグは1月、ヴィクトル・フラプノフ前アルマトイ市長の息子であるイリヤス・フラプノフが、マネーロンダリング計画の一環として、マンハッタンのトランプ・ソーホー・タワーでコンドミニアムを購入する努力を詳述した電子メールを隠蔽しようとしたと報じた。BTAは、ヴィクトル・フラプノフはアブリャゾフの仲間だったと主張している。

BTAの弁護士であるマシュー・シュワルツは、"マイケル・コーエンは2017年、最高の法的資源にアクセスできる人物としてBTA銀行に推薦され、勝利のチームを編成するためにBTAに雇われた "と述べた。コーエンは銀行が契約を中断する前に$300,000を受け取った。シュワルツは、コーエンは何の価値も提供していないと主張し、銀行はコーエンの活動に関する調査に全面的に協力した。